ファーストエイドは臍帯血支援団体です。
皆様のご理解とご協力を呼びかけています。

第1回WEBインタビュー


頑張っておられる各界の有名著名人、スポーツ選手の皆様にインタビューさせて頂き、
それを『絆通信』として掲載、配信することによりこの活動を啓蒙、告知に繋げて活きます。

第1回目は
『東京臍帯血バンク』代表および『(財)献血供給事業団』理事長である
青木繁之氏をゲストにお迎えしました。




Q : 現在の東京臍帯血バンクにおける運営内容はどのようなものでしょうか?

東京臍帯血バンクは、
1.臍帯血の効率的な採取
2.検査・製造(細胞処理)及び保存
3.移植のための出庫・供給
4.品質コントロールとその管理
5.移植医療機関及び他の機関との連絡調整
6.移植後の追跡調査
7.造血幹細胞移植の普及・啓発並びに再生医療などの発展に資する研究・研究支援
8.運営に必要な寄付金募集などを行っています。

Q : 実際の運営は予定に沿って進んでいますか?

1997年東京臍帯血バンク創設以来、臍帯血の採取・製造・保存を年度計画に基づいて進めていますが、採取・検査・製造・保存・出庫には国からの補助金が交付されています。しかし、補助金はかかる費用の半分程度であり、費用の不足分は皆様からの寄付金と運営母体の『献血供給事業団』から補填しているのが現状です。

Q : 臍帯血医療の重要性を教えて下さい。

白血病など重い血液の病気などのうち化学療法で治らない患者さんに、胎盤やへその緒にある血液=臍帯血(血液を造る幹の細胞を多く含む)を移植することにより多くの患者さんが治癒可能となり、健康人となって社会に復帰することができるようになりました。

Q : 臍帯血バンク運営に何が必要でしょうか?

補助金依存ではなく、臍帯血そのものが輸血用血液のように健康保険が適用になり、安定した計画的な運営ができるようにすることです。現在、移植の手術料に対しては保険の適用がされておりますが、臍帯血そのもの(採取・検査・製造・保存・出庫・供給)に関しては適用されておらず不安定なバンク運営を余儀なくされています。引き続き健康保険適用への努力をいたしますが、適用されるまでは皆様からのご寄付が必要不可欠です。




Q : 臍帯血バンク運営に何か困ることはありますか?

全国に11の臍帯血バンクがありますが、製造に関する法律上の定めがありません。採取・検査・製造・保存方法には11バンクのネットワークの統一基準がありますが、輸血用血液のように、例えば薬事法のような法律に基づいた製品管理が必要と考えます。11バンクの善意だけに基づいた運営に依存することなく法律に基づいた品質管理を義務付けること、そして健康保険適用が待たれます。

Q : 今迄でもっとも嬉しかった出来事を教えて下さい。

何よりも、お届けした臍帯血の移植により患者さんの生命が救われ、健康な社会人として、学生として、主婦として普通の生活に戻られたことです。これまでに東京臍帯血バンクからお届けした約800人の患者さんの半数以上は、私たちと同じ健康人になられました。嬉しいことです。

Q : 今後の運営方針を教えて下さい?

今後もより高品質の臍帯血を患者さんにお届けしてまいります。引き続き臍帯血の法的整備と健康保険適用への努力を続けてまいります。

Q : 提供者様へのメッセージをお願いします。

赤ちゃんの初めてのプレゼントとして臍帯血をご提供いただきありがとうございました。あなたのお子様の初めてのプレゼントが、もう一人の命を救いました。どなたに差し上げたかはお知らせできませんが、患者さんに代わり心から御礼申しあげます。

Q : 提供者対応病院へのメッセージをお願いします。

産婦さんと産科病院のご協力で、十数年以上前には助からなかった多くの命が救われるようになりました。臍帯血バンクを支えていただいている多くのボランティアのみなさま、運営資金のご寄付をいただいている多くのみなさま、ご協力に感謝申し上げます。

Q : 最後に臍帯血治療に対する理事長ご自身の考えや思いを聞かせて下さい。

臍帯血は無限の可能性を秘めています。5年前から文部科学省の研究委託を受け、量的に少なくて移植用に使用できなかった臍帯血を、提供者の同意を得て「臓器再生」の研究に提供させていただいています。将来臍帯血から心臓や肝臓などさまざまな臓器が生まれることが期待されています。血液難病に留まることなく、無限の可能性を秘めた臍帯血治療にご期待をいただきつつ、みなさまの更なるご協力をお願いします。

青木 繁之 経歴



青木 繁之 著書
2007年2月発刊  『安全な血液を求めて』 〜危ない血液はもういらない〜
1999年4月発刊  『危ない血液はもういらない』 〜くり返すな血液行政の失敗〜
1964年2月発刊  『これが売血だ』

貴重なお話をいただき、ありがとうございました。

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